「世にも至宝な博物館 ~後世に遺したい50のみらい遺産」の感想文

「世にも至宝な博物館 ~後世に遺したい50のみらい遺産」を読んだ感想文です。

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こちらは全国の博物館を紹介しているのですが、よく知られている博物館ではなく一風変わったテーマの博物館がまとめられています。

わたし自身、博物館は好きなのですが年に1回行くかどうか。
しかもほとんどが旅行のついでです。

本書を読んで日本にはまだ知らない博物館がたくさんあることを知り、博物館メインの旅行も良さそうだなと感じました。

自分用のメモになりますが、わたしが足を運んでみたい博物館です。

  1. 首都圏外郭放水路(埼玉県)
  2. 旧日立航空機立川工場変電所(東京都)
  3. 大久野島毒ガス資料館(広島県)
  4. 万世特攻平和祈念館 (鹿児島県)
  5. 旧海軍司令部壕(沖縄県)

① 首都圏外郭放水路(埼玉県)

首都圏外郭放水路は、洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路です。中川、倉松川、大落古利根川、18号水路、幸松川といった中小河川が洪水となった時、洪水の一部をゆとりのある江戸川へと流すことができます。

首都圏外郭放水路の完成によって、周辺地域で浸水する家屋の戸数や面積は大幅に減り、長年洪水に悩まされてきた流域の被害を大きく軽減しました。

首都圏外郭放水路とは

首都圏外郭放水路は以前から知っていましたが、当時は地下にこういう施設があることに驚きでした。
写真を見るだけでも迫力がすごいです。
稼働は年7回ほどのようですが、浸水被害から守ってくれる機能など細かく見てみたいと思いました。

② 旧日立航空機立川工場変電所(東京都)

旧日立航空機立川工場変電所は、東京都東大和市にある、1938年(昭和13年)から1993年(平成5年)まで使用されていた変電所である。「西の原爆ドーム、東の変電所」とも称される戦争遺跡であり、東大和市の指定文化財(市史跡)に指定されている。

ウィキペディアより

当時の空襲の凄まじさが分かる貴重な発電所です。
弾痕が残る外壁を間近で見ることで戦争の恐怖や平和の尊さを感じられると思います。

③ 大久野島毒ガス資料館(広島県)

大久野島はかつて日本の化学兵器製造拠点として毒ガスの製造が行われ、戦争中は秘密の島として地図からも消されていました。
周囲4キロの島には今も発電場や毒ガス貯蔵庫の跡などが残り、当時の面影を残す戦争遺跡が残されています。

地図から消された島

大久野島はウサギ島とも呼ばれ、700羽ほどのウサギが暮らしているようです。
ただ、過去には「地図から消された島」として毒ガス製造のことが隠されていました。
戦争の悲惨さや、二度と繰り返してはいけない歴史を学ぶためにいつか訪れたい場所です。

④ 万世特攻平和祈念館 (鹿児島県)

吹上浜に昭和18年夏から19年末にかけて建設された陸軍最後の特攻基地「万世飛行場」跡に、平和への想いを込めて建てられました。わずか4ヶ月しか使われなかった飛行場から、少年飛行兵を含め200人近い特攻隊が“祖国のため”を合言葉に、沖縄の空へと飛び立っていきました。

館内には吹上浜沖から引き揚げられた、「零式水上偵察機」や、死を間近に控えた隊員たちが肉親・愛する人達へ宛てた最期のメッセージ、“至純の心”を綴った「血書」、遺品、遺影などを多数展示しています。

万世特攻平和祈念館

国のために戦地に向かった特攻隊隊員たちの貴重な資料や当時の歴史を学ぶことができます。
また、鹿児島県には知覧特攻平和会館もあるので知識を深めるためにもどちらも訪れたいです。

⑤ 旧海軍司令部壕(沖縄県)

昭和19年(1944年) 日本海軍設営隊(山根部隊) によって掘られた司令部壕で、当時は450mあったと言われて います。
カマボコ型に掘り抜いた横穴をコンクリートと杭木で固め、米軍の艦砲射撃に耐え、持久戦を続けるための地下陣地で、4000人の兵が収容されていました。
戦後しばらく放置されていましたが、数回に渡る遺骨収集の後、昭和45年 (1970年) 3月、観光開発事業団によって司令官室を中心に300mが復元されました。

当時の状況が残されている貴重な場所なので、まだ沖縄に行ったことがないのですが、もし機会があれば必ず訪れたい場所です。


日本の歴史や、技術などに興味があります。
ただ、場所によっては興味本位だけで行くべきでないと思うので事前情報を把握せねばと考えています。
本を読んで学び直さねばですね‥!

皆さんも本書から気になった場所を訪れてみてはいかがでしょうか?

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