「会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方」の感想文

会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方」という本を読みましたので、感想文を書きました。

本書は2014年に発売されたので情報としては古いものが掲載されていますが、投資の考え方を学ぶには良書だと思いました。

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まずは自分の資産を知ることが大切です。

公的機関のデータを見ると年代・世帯別での平均値や中央値が分かりますが、「期待資産額」でも計算してみましょう。

期待資産額の計算式は以下です。

期待資産額=年齢×世帯年収(税引き前)÷10

アメリカのベストセラー本「となりの億万長者 成功を生む7つの法則」(トマス・J・スタンリー 早川書房)の著者が考えた式です。

例えば現在40歳で世帯年収が夫婦で1,000万円なら、4,000万円の資産があるべきだということになります。
私の経営する会社では年間1,000名以上の個人相談を受けていますが、なかなかこの額を上回る資産を持っている人は少ない様に思います。

会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方

私も計算しましたが期待資産額には届いていないです。

ただ、そこまで悲観的になる必要はないと考えています。

例えば、上記の引用に記載されている「40歳で世帯年収が夫婦で1,000万円」の場合で考えてみます。

年齢世帯年収期待資産額
40歳1,000万円4,000万円
41歳1,000万円4,100万円

年齢だけが上がり、年収は上がらないという条件にはなりますが、1年間で100万円以上の資産を増やすことで将来的には期待資産額に近くなると考えています。

また、年間の平均貯金額は約163万円(月平均約13.6万円)というデータもありました。

平均値なので参考程度になりますが、1年間で100万円以上の資産を増やすことは高いハードルではなさそうに感じています。

期待資産額への道は遠いですが、近づけるような行動は大切だと感じました。

お金を増やす方法も考えましょう。

主に以下の2つです。

  • ①働いた対価としてお金をもらう(仕事)
  • ②投資してお金に働いてもらう(投資)

①だけでは難しいですが、①②を合わせることで期待資産額へ近づけると思います。

投資の考え方で、私が特に共感したのは以下の部分です。

①(仕事)がメインの車輪であり、②(投資)が補助輪です。
(中略)
投資は、補助的にあなたのキャリア、人生を支えてくれるものです。
そして定年後はこの補助輪がある人とない人での差がハッキリ出ます。

会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方(P113~114)

若いうちは体力もあるので車輪を漕ぐことができます。
なので補助輪の必要はないですが、将来のことを考えて少しずつ補助輪を強化しておきます。
(メインは仕事でもらえるお金、サブで投資を続ける)

これを継続すると、年齢を重ねて自分で車輪を漕げなくなったとき、強化された補助輪で若いときと同じスピードで走り続けられるということです。
(メインは投資の利益、サブは仕事でもらえるお金)

仕事でもらえるお金と投資で増やしたお金の関係性がわかりやすく表現されていると感じました。

私の毎月の投資額は約17.8万円なので、将来的には期待資産額に届くと思います。

2024年8月現在の資産は約1,340万円です。

本書からお金を増やす考え方を学べましたので、今後も補助輪の強化に努めます。

やることとしては、毎月一定金額を投資に回して、売らずに持ち続けるです。

とてもシンプルでわかりやすいですよね。

先日の下落でも売らずに静観できたので、この調子でいこうと思います。



本書の内容とは関係ありませんが、著者の中桐啓貴さんには山一證券株式会社やメリルリンチ日本証券での勤務経験があります。
先日読んだ「リーマンの牢獄」の著者である齋藤栄功さんも、同じくこれらの会社に在籍していたため、勝手に親近感を抱きました。

こちらも興味深い内容なのでぜひ。

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