- WEBデザイナーに将来性や需要はあるの?
- デザインセンスだけ磨いていれば大丈夫?
この記事では、こんな悩みに答えます。
先日に下記のツイートをしました。
WEBデザイン以外のスキルがない人は淘汰される。実際にそういう人と仕事をしたことがあるし、その人にデザインをしてもらうための仕事作りが私の仕事ということもあった。便利なツールも増えていく中でデザイナーの専門性はさらに低くなることが考えられるので積極的に勉強していきたい
— チカ@WEBマーケとFX勉強中 (@con_llog) 2019年12月18日
WEBデザインのみのスキルだけでは淘汰される話をします。
本記事の内容
- WEBデザイナーの今後の将来性
- 需要のあるデザイナーになるための付加価値
この記事を書いている私は、WEBマーケター兼デザイナーとして働いています。
キャリアとしては以下のとおり。
1社目:WEBデザイナー(制作会社)
2社目:WEB制作全般(事業会社)
3社目:派遣→WEBマーケター兼デザイナー(金融業界)
WEB業界にどっぷりな私が考える、WEBデザイナーの今後を体験談とともにまとめていきます。
WEBデザイナーの将来性が良くない理由
私の経験からいうと、WEBデザイナーの将来性は「あまり良くない」です。
「仕事がなくなる」ことはないですが、案件数としては年々減少していくと考えています。
理由として考えられることは以下3つ。
WEBデザインの敷居が低くなってきている
過去の記事でもお伝えしていますがWEBデザイナーの勉強は難しくありません。
実際に仕事をするには「Photoshop」というデザインソフトを使用するため、ある程度の勉強は必要ですが最近ではわかりやすい専門書や解説サイト等もたくさんあります。
これらを利用することで、数年前よりは初心者が学びやすい環境になったと言えます。

一般人も無料アプリを使用して写真加工やサムネイルの作成をしているので、デザインをすることに慣れている人が増えてきて「簡単なデザインはできて当たり前」「普段の延長線上でデザイン知識を身につけるハードルが下がる」という感じになっていきそう。
専門スキルがなくてもWEBサイトの作成が可能
WEB制作の知識がなくともWEBサイトの制作が簡単にできるツールがどんどん増えてきています。
今までは制作会社に依頼をすることが当たり前でしたが、これからは知識がない人でも「直感的に自分で作れる」ので、規模の小さいビジネスだったらサイト制作を依頼することはなくなります。
そもそも自社サイトが必要ではなくなった
検索サービスの成長により、自社サイトの必要性が低くなってきています。
例えば、こちら。
- Googleマイビジネス
- 食べログ
- ホットペッパー
- 楽天
- amazon
お店を探すときは「地名 居酒屋」で検索をしてGoogleマップや食べログ等で探します。
欲しいものがあれば「商品名」で検索をして楽天やamazon等のサイトにいきます。
こういったサイトの登場により、以前と比べるとサイト制作の必要性は低くなってきていると言えます。
サイト制作にかかる費用を他で活用した方がいいですしね!
これからのWEBデザイナーは付加価値をつけることが重要

WEBデザイナーの将来性は「あまり良くない」理由を書きました。
とはいえ、WEBデザイナーの仕事はなくなりませんし、未来は暗いとは一概には言えません。
むしろ昔より求められる範囲が広がってきています。
私の周りで活躍している人を例に挙げると、デザインと他スキルの掛け合わせで付加価値をつけている人が多いです。
例えば、このような感じ。
- デザイン×コーディング
WEBサイトが一通り作れる - デザイン×マーケティング
マーケティング視点をデザインに反映できる - デザイン×ディレクター
案件のディレクションとデザイナーへの的確な指示出しができる
このように、スキルの掛け算によって自分の価値を高めているデザイナーが今後必要とされていくと言えます。
まとめ
記事で書いたことをまとめます。
- WEBデザイナーの仕事はなくならないが、案件数は減少していくと考えられる
- 必要とされるデザイナーになるには、スキルの掛け合わせで付加価値をつけることが重要
会社やクライアントから必要とされるデザイナーになるには、自分自身のスキルを高めていくことが大切です。
WEB業界は情報や技術の流れが速いので日々成長できるように知識を磨いていきましょう。
この記事が参考になれば嬉しいです。