今週もお疲れ様でした!
為替介入や、トラス首相辞任など、今週も相場が動くニュースがたくさんありましたね。
さっそく今週の振り返りをしていきます。
ドル円はFRBの利上げ減速観測と為替介入観測により急落

10/21(金)のNY時間に151.95円の高値更新をしていたドル円は、一時146.23円まで急落をしました。
こちらの背景についてまとめていきます。
まずは今週の米住宅指標は軒並み悪化という点から。
今週はさまざまな住宅指標が発表されましたがどの結果も予想を下回っていました。これは利上げの影響が住宅市場に表れ始めていると考えられます。
住宅市場では景気後退が見られているんですね。
とはいえ、今週もドル円は高値更新をし続けました。
ところが10/21(金)の22時ごろにWSJから「米利上げ減速観測が高まった」というリーク記事が広がると一気にドル売りへ。
さらに、財務省による為替介入観測によりドル円は急落をしました。

為替介入は日本時間だろう!と思っていましたが、NY時間に実施されるとは…
今回の為替介入についてリーク記事とのタイミングがあまりにも良すぎて日米で合意の上だったのか…と考えています。
ちなみにリーク記事はこちらです。
The Fed is barreling towards a fourth straight 75-basis-point rate rise at the November FOMC meeting.
— Nick Timiraos (@NickTimiraos) October 21, 2022
⁰That meeting could serve as a critical staging ground for future plans, including whether and how to step down to 50 basis points in December https://t.co/vPMSXDjHL8
要約すると、利上げペースを11月は0.75%で検討しているが、12月は0.5%利上げ議論の可能性がある、ということです。
11月も0.75%の場合、6月から4ヶ月連続で0.75%の利上げになっています。
なので、0.5%になるということは利上げ幅縮小の可能性があるため、一時的なドル売りになったと考えています。
週明けは、11月FOMCに向けたブラックアウト期間のためFRBが不在になります。そのため、ドル円は上値の重い展開や、ドル売り・円買い傾向が続きそうですね。
来週の重要指標
10/24(月)欧:製造業PMI【速報値】
10/24(月)英:製造業PMI【速報値】
10/27(木)欧:ECB政策金利
10/28(金)日:BOJ政策金利
10/28(金)米:雇用コスト指数
10/28は日銀の黒田総裁の会見がありますが、今までの発言を見る限り政策変更なしか?と思っていますが、どのような内容になるかは注目したいですね。
それでは、来週もよろしくお願いします!