2022年10月10日週のFX振り返り

今週もお疲れ様でした!

水際対策の緩和や全国旅行支援によって、街中がにぎわってきましたね!
週末は都心の方に行っていたのですが海外の方が多くてびっくりしました。

皆さんは年内の旅行の計画も立てているのでしょうか?
わたしもおトクな時期に旅行に行きたいと調べていましたが、行きたいホテルはどこも埋まっていてちょっと悩み中です…

それでは、今週の振り返りをしていきます。

目次

ドル円は米CPIの結果を受けて148円台へ!為替介入の警戒感が強まる

13日(木)に発表された9月の米消費者物価指数(CPI)は6月の結果である9.1%からは3ヶ月連続で鈍化しましたが、8.2%の上昇となりました。
変動の大きい食品やエネルギーを除いた物価指数は6.6%の上昇で、およそ40年ぶりの水準となり記録的なインフレは続いています。

今回の結果を受けて11月のFOMCでは1.00%の大幅利上げ予想が上がり、米金融引き締め期待が膨らんでいます。

今週のドル円相場(1時間足)

引き締め期待からの円安が加速して一気に148円台突入へ!

日銀の黒田総裁は「2%の物価目標を持続的、安定的に達成するまで金融緩和を継続する必要がある」と発表しているので日米金融政策の方向性は引き続き真逆ですね。

為替介入の警戒感はありますが、来週もドル高・円安のトレンドは変わらなそうです。

ポンドは財政政策を中心に不安定な動き継続

イギリスは先週に引き続き、トラス首相が発表した減税政策により市場が混乱しています。
今回打ち出した減税政策は「財源のない減税策」だったので、イギリスに対する不安感から、国債・株式・ポンドが同時に売られる「トリプル安」になりました。
国債が売られると年金基金などの経営が傾くので、これを助けるためにもBOE(英中銀)が国債買い入れを発表し、ポンドも買い戻しがされました。
ここまでが先週の話です。

ここからが今週の話です。
国債買い入れは14日(金)までと発表されていましたが、一部では延長すると予想されていました。
ですが、11日(火)BOEのベイリー総裁が「延長なし」と発言すると失望売りに繋がり今週はまたポンドの下落に。

13日(木)には「減税政策方針の見直しを議論する」という報道が入り、検討される内容に「法人税引上げ廃止の撤回」が含まれていることがわかると、市場では財政悪化の懸念が後退し、国債の買い戻しとポンドの上昇に繋がりました。

「法人税引上げ廃止の撤回」について

ジョンソン元首相時代に2023年4月から法人税率を19%⇒25%に引き上げる方針がありました。
ですが、途中で首相がトラスさんに代わり、法人税率引き上げは一時凍結になったので、もともと上がる予定だった税率が据え置きになることが「減税」とみなされて減税政策の一部として報道されています。
ですが、今回は凍結を元に戻すことになりましたので、結果としてなにも変わらないということになっています。

今月に入り、ポンドは動きが複雑になっていますね…
「トラス政権でポンドは下げ目線」と市場は見ていましたが不安定すぎるのでニュースを見ながら方向性を見ていくようにしましょう!

来週の重要指標

10/19(水)英:消費者物価指数
10/19(水)米:月住宅着工件数
10/20(木)豪:失業率・新規雇用者数
10/20(木)米:中古住宅販売件数
10/21(金)日:全国消費者物価指数
10/21(金)英:小売売上高

来週はアメリカの住宅指標の発表が多いです。
住宅ローン金利が2002年4月以来の高水準を記録し、住宅需要の急速な落ち込みが見込まれているので、「今後数カ月の住宅指標には警戒」との声があります。
この辺りの指標も確認しながらトレードをしていきましょう!

それでは、来週もよろしくお願いします!

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