企業型確定拠出年金のマッチング拠出とは?

以前まとめました確定拠出年金はこちら。

なんと、私の1年間の利回りも20%を超えました!

拠出額を増やしてさらに老後資金を貯めたいと思っているので、今回は「マッチング拠出」について調べました。

目次

マッチング拠出ってなに?

企業型確定拠出年金(通称401K、DC)には「マッチング拠出」というものがあります。
ざっくり伝えると「会社で決められた拠出額よりもさらに掛け金を増やせますよ」という制度。(一部例外もあるので以降の内容もご確認ください)

マッチング拠出を利用することにより、従業員は将来の年金のための積立を増やすことができます。

マッチング拠出のメリットデメリットは?

無理のない範囲で利用した方がいいと思いますが、まず始める前にマッチング拠出の特徴をしっかりと把握しましょう📔✨

メリット

大きな節税効果が期待できる
毎月の掛け金は、全額が所得控除の対象となるので、所得税・住民税が軽減されます。

デメリット

会社がマッチング拠出を導入した場合のみ利用可能
マッチング拠出が利用できるかは、企業型確定拠出年金を実施する会社が判断で決まります。
ですので一度会社に確認をしてみてくださいね。

拠出限度額が定められている
もともと企業型確定拠出年金には拠出上限額が決められています。

  • 企業年金がない場合:月55,000円
  • 企業年金がある場合:月27,500円


マッチング拠出はこちらの範囲内で利用可能です。

  • 拠出上限額と会社が負担する掛金との差額
  • 会社の掛金額を超えない金額


例えば、企業年金がない会社(拠出上限額月55,000円)の場合はこのようになります。

会社負担掛金マッチング拠出
A会社30,000円25,000円
B会社15,000円15,000円

A会社は会社負担掛け金が30,000円なので、拠出上限額55,000円との差額25,000円をマッチング拠出できます。
B会社は会社負担掛け金が15,000円なので、拠出上限額55,000円との差額を拠出できるかと思いきや「会社の掛金額を超えない金額」という決まりがあるためマッチング拠出も15,000円になります。

中途解約は原則不可能

確定拠出年金は「老後資金を貯める」ための制度。
なので、原則60歳までは受け取れません。

社会保険料は控除対象外
通常の企業型確定拠出年金は「社会保険料、所得税、住民税は控除対象」ですが、マッチング拠出は「所得税、住民税のみ控除対象」です。

厳密に言うとマッチング拠出の掛け金は「社会保険料、所得税、住民税」を引いた「手取り給与」から拠出をします。
そして年末調整で「小規模企業共済等掛金控除」をすることで所得税の還付を受け、それをもとに翌年の住民税も控除されることになります。
※これもやり方は会社によりけりなのでご確認ください。

この項目はデメリットに入れるか迷いましたが念のため入れました。
「通常の企業型拠出年金よりは控除額が少ない」ことを覚えておいてくださいね。

個人型確定拠出年金(通称ideco)の併用不可
2017年より企業型確定拠出年金に個人型を上乗せできるようになりましたが、マッチング拠出を導入している会社の従業員は併用ができないことになっています。

まとめ

最後に企業型確定拠出年金とマッチング拠出をまとめてみます。

企業型確定拠出年金マッチング拠出
社会保険料控除×
所得税・住民税の節税
拠出できる掛金の上限55,000円拠出上限額と会社が負担する掛金との差額。
もしくは、会社の掛金額を超えない金額。

「老後資金を貯める」という目的で貯金をしたいと考えている方なら無理のない範囲で活用したほうがいい制度だなと感じています。
私の会社でも来年から「マッチング拠出」が導入されるので、引き続き老後資金をどんどん貯めていきます!

マッチング拠出について、少しでも参考にしていただければ幸いです😊

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