堀江貴文さんの「多動力」を読みました。
帯に書いてある「何万の仕事を同時に動かす」にあるように、最近では一つの仕事をこなす、というよりは複数の仕事をこなしている人の活躍が目立つようになったなと感じます。
堀江さんといえば、いろいろな仕事をスピーディーにこなしているイメージがあるので、これから自分の仕事への取り組み方の参考になればいいなと思って本を手に取ってみました。
わたしのように「複数の仕事をこなすための考え方」が気になっている人には、オススメの本だと思うので紹介をしていきます😊
多動力とは?
「多動力」とは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことです。
以前は「多動力」がある人は、次から次へ興味が移り変わってしまうため落ち着きがない、というマイナスイメージがありました。
ですが、これからの時代は「多動力」が最も必要な能力となる、と堀江さんは言います。
理由としては、「インターネットの発達」があげられます。
インターネットは、すべての産業を横串で刺し、あらゆる仕事の基盤システムになりました。
このことを「水平分業型モデル」と言います。
電話も動画もテレビも、スマホ上のアプリという1つのレイヤーに並んでいる状態ですし、これからはIoT(モノのインターネット)が発達していくと思います。
このように今まであった「タテの壁」がなくなってきているので、各業界を越えていく「多動力」が必要となっていきます。
複数の肩書きを持って希少性を高める
三つの肩書きをもてば、あなたの価値は1万倍になる
あなたの代わりがいる限り、あなたの値段は上がらない。
複数の肩書きを掛け算し、レアな存在になろう。
あらゆる産業の”タテの壁”が溶けた今、一つの肩書きにこだわっていてはいけない。引用:多動力 P.30~P.31
最近では副業をする人も増えて、本業以外にも肩書きを持っている人が増えた印象があります。
「タテの壁」が溶けることで、今まで一つの仕事をしてきた人たちが埋もれてしまって価値がなくなるんだな、と感じました。
堀江さんも「何足ものワラジを履けるものこそが強い」と言います。
- 複数の肩書きでレアな存在になり、結果として価値が上がる
- 似通った肩書きより、遠く離れた肩書きを掛け合わせることで希少性は高まる
深くまでハマって飽きたら捨てる
サルのようにハマり、鳩のように飽きよ
「多動力」の源泉は好奇心と集中力だ。この二つを身につけるには「ハマって飽きる」をひたすら繰り返すことが重要だ。
引用:多動力 P.56~P.57
「一つのことに極端に夢中になれば、そこで培った好奇心と集中力が他のことでも活かされる」と堀江さんは言います。
確かに好きなことに夢中になっている時って、時間を忘れて集中してるし、わからないことがあればすぐに調べるな、と自分自身を振り返りました🤔
また、「飽きる」というのはネガティブに聞こえるかもしれませんが、「成長が早い」ということだと書かれています。
どんな分野でも8割まではたどり着けることができる。
そして、そこまでたどり着いていると大半の知識は得ている状態です。
その状態で他のジャンルに移ると、また新たな発見が生まれる。
絶えず新しいことを仕掛けている人は、「ハマって飽きる」を繰り返しているそうです。
一つのことに執着をせずに、どんどん新しいことに興味を持つ。
知識と経験がどんどん身に付いて仕事にも役立ちそうだなと感じました🌟
- まずは一つのことに徹底的にハマってみる
- 飽きたらすぐに捨てて別のことにハマる
やりたいことをやるために資産は捨てる
資産が人を駄目にする
資産や資格をもっていることで、むしろ腰が重くなる人が多い。
そんなものさっさと捨てて、やりたいことをやったほうがいい。
「祖父から土地を引き継いだので、この土地を使って何かできませんか?」
「ソムリエの資格をもっているので、この資格を生かした仕事をできませんか?」
という類の質問は多い。
なぜ、みんな今もっているものをなんとか生かそうという発想になるのだろうか?
こういった貧乏根性があると、結局は損をしてしまう。
まず、発想の仕方が逆なのだ。
「●●をしたい→●●が必要」というのが筋であって、「●●を持っている→●●をしないともったいない」というのは大体うまくいかない。引用:多動力 P.206~P.208
「多動力」の中で1番気づきが多かった部分です。
わたしも「今の自分にできることはないかな?」と探してしまうことがあります。
本当は、やりたいことから逆算して考えなければいけないんですよね💦
無意識のうちに自分のできる範囲でやろう、という考えが染みついていたんだな…と痛感しました。
この考えを改めて、現在の資産に捕らわれて動けないということをなくして、動いてみることが大切だと学びました✨
まとめ:多動力を身につけるための考え方が学べる一冊
時代の変化とともに「多動力」を身につけている人が必要となっていくんだな、と感じました。
自分の価値をさらに高めていくために、どのように考えて行動をしていかなければいけないのかがまとまっていて勉強になりました。
「やりたいことがたくさんある人」は本を読むことで、これからの行動を考えるきっかけになります。
逆に「やりたいことがみつからない」という人は、行動を起こすためのヒントがもらえると思います。
「複数の仕事をこなすための考え方」を身につけたい人は、ぜひ読んでみてくださいね😊
マンガで身につく 多動力 (NewsPicks Comic)